調査部門
橋梁(約73万橋)・トンネル(約1万本)等は国が定める基準により、5年に1度の近接目視による定期点検の実施が定められており、当社では橋梁点検・トンネル点検を業務の柱として行っています。
近年では、無人航空機やカメラシステムを利用した画像調査等、新技術を用いた点検も行っています。
主な定期点検業務
橋梁点検
近接目視調査によって、コンクリート表面に発生するひび割れ、はく離・鉄筋露出などの有無
や鋼部材の腐食、亀裂等の損傷状況を把握し、各自治体に応じた点検調書を作成します。
トンネル点検
道路・鉄道・監査廊・共同溝・洞道等のトンネル施設全般の打音調査・近接目視調査を行い、各自治体に応じた点検調書を作成します。
港湾施設点検
主に陸上・海上から外観目視調査・詳細調査を行い、各自治体に応じた点検調書を作成します。
状況により水中調査も行います。
道路・附属物点検
道路照明柱、案内標識板等の近接目視調査・詳細調査を行い、各自治体に応じた点検調書を作成します。
河川堤防・樋門・樋管点検
河川堤防の樋門・樋管の目視調査・打音調査・詳細調査を行い、各自治体に応じた点検調書を作成します。
砂防施設点検
砂防施設(砂防堰堤・地すべり対策施設等)の目視調査を行い、各自治体に応じた点検調書を作成します。
空港施設点検
空港施設内の滑走路・着陸帯等のアスファルトや付帯設備の定期点検を行います。
ダム・水路施設等の定期点検
ダム堤体(内部監査廊等)や水路施設の目視調査を行い点検調書を作成します。
鋼・コンクリート構造物の詳細調査
鉄筋探査調査
電磁波レーダー法、電磁誘導法による鉄筋探査を行います。
圧縮強度試験
コア採取による圧縮強度試験、非破壊調査のリバウンドハンマー法による圧縮強度試験を行います。
中性化試験
ドリル法または採取したコアによる中性化試験を行います。
含有塩分量試験
ドリル等により採取した試料は検査機関に含有塩分量試験を依頼し、余寿命予測診断は当社にて行います。
塗膜試験調査
ピーリング試験、碁盤目試験等、塗装塗り替えのための塗膜分析調査を行います。
鉄筋腐食調査
鉄筋斫り出しによる目視調査、非破壊的な検査(自然電位及び分極抵抗法)による腐食調査を行います。
主な調査・点検状況
橋梁やトンネル等の定期点検は、5年に1度のサイクルで原則近接目視点検が義務付けられています。梯子や脚立を使用しても届かない橋梁やトンネル等では、高所作業車や橋梁点検車等の特殊車両を用いて点検を行います。